墓石について
建墓の時期
お墓を建てるには、いつ・何日までに、という決まりはありません。一般的には満中陰(四十九日または三十五日)、百か日忌、月々の命目、お盆、お彼岸、一周忌などの法要に建てる方が多いようです。また、少し時間をおいて三回忌や七回忌、祥命目(亡くなられた月日の一致する命目)などに合わされる方や、諸事情により墓地を段階的に整えていく方法をとられる方もあります。
また、生きている問に自分のお墓を建てる寿陵(墓)はたいへんめでたいこととされ、戒名などの文字を朱色にする習わしがあります。最近ではこの寿陵(墓)のお中し込みが多くなっています。
お墓はこころよい安眠の地。故人であれ、ご自身であれ、そこに眠る人のこころを十分に考慮されたうえで建てられるのが良いでしょう。
お墓の構成
お墓の基本的な構成は、墓石、外柵(境界石)、墓誌(霊標)からなります。


<墓石について>
墓石は竿石、上台石、下台石、四ツ石の四段で構成する場合と、地方によっては、五段、六段の場合がありますが、どちらも墓石は上から下まで同じ石材を使うのが一般的です。
<外柵について>
外柵は巻石、境石とも呼ばれますが、隣接するお墓との境界をはっきりさせるとともに流水などを防ぐ役目も果たします。
<墓誌(霊標)>
墓誌(霊標)は一人一人の戒名、死亡年月日、享年、俗名などを刻むもので、片面のものと両面のものとがあります。
<墓石の付属品>
墓石の付属品として、花立て、水鉢、拝石、香立てなどがあり、その他、塔婆立て、物置台、灯籠、手水鉢(つくばい)、名刺受け、化粧砂利、植裁などがお墓を彩ります。
お墓の向き
太陽が東から昇り南天に輝くことから、お墓の向きは東から東南、南を向いているのが良いとされます。北を上座とする目本古来の風習からいっても北向きにお墓を建てると礼拝する人が上座に立つことになりますし、日当たりを考えても北向きは避けるべきでしょう。陽当たり、風通しも良く、水はけのよい土地が墓地に適した場所といえるでしょう。
また、墓地の造成や遺骨の埋葬等には法律や条令による規制や許可の必要な場所もありますので考慮しなければなりません。
合祀墓(ごうしばか)と個人墓
お墓づくりでまず最初に考えることは、合祀墓にするか個人墓にするか、ということです。
合祀墓は代々のお墓をあわせて祀っていくもので「○○家」「○○家之墓」などと刻んだ墓碑を一基だけ建て、お骨を納めるたびに墓誌(霊標)や墓碑の裏面、左右などに戒名や法名を列記してゆくもの。個人墓は「○○○○之墓」と記すその人個人のお墓です。代々続く広い墓所に「○代○○○○之墓」といった個人墓の建つ墓地も多く見られますが、費用やスペース確保の点から合祀墓を建てられる方も多くなっています。